マイペース大王 manzo

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この作品は当初歌詞がコンペ（競作）でした。

発注内容に「オタク」という言葉を歌詞に入れて欲しいという項目があったのですが、この発注に違和感を覚え

あえて僕は「オタク」という言葉を排除してみました。

何故なら、昨今「オタク」というセグメント（差別化）に「何ものかからか」の、排他的な意図を感じていたからです。特に政治的に。

 

実はその「何ものか」の人たちも、ふたを開ければ何かの「オタク」だったりするのに。

情報過多の今、みんな好んで「オタク」になっているのに。

「オタク」ではなく、「FREAK」と言った途端に疎外感が減るような、そんな紋切り型の感触は悲しすぎます。

 

バイク整備オタクに筋トレオタク、コスメオタクにネイルオタク、つまりは一億総オタク。

僕自身もまた、人目をはばかる音楽オタクです。

そんな「一オタク」からの、静かなるレジスタンスのつもりで詩をしたためてみました。

その詩を採用してくださった、ランティスさんの大英断には今でも感謝しています。

オタクバンザイ！

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